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 高校野球春季地区予選は最終日の4日、全4地区で3位決定戦、決勝が行われた。北信は長野商が大黒柱・加藤佑都の投打にわたる活躍で長野日大に5-3と競り勝ち、2季連続優勝。3位決定戦はプロ注目の佐藤龍が3安打完封した長野俊英が3-0で篠ノ井を倒した。東信は上田西が上田東の投手陣に長短21安打を浴びせて19―5の7回コールド勝ちし、4季ぶりV奪回。小諸商、佐久平総合技術が3、4位に続いた。南信は東海大諏訪が7-2で諏訪清陵を危なげなく退け、2季連続制覇。赤穂、伊那北が3、4位となった。中信は松本国際が6―0で松本第一と撃破し、創造学園だった2014年春以来22季ぶり優勝。左腕・市川志生が昨秋県王者を5安打完封した。東京都市大塩尻が3位、日本ウェルネス長野が4位となった。

 県大会は16校が参加し10日から2週にわたって綿半飯田球場ほか南信地区で開催。優勝校が北信越大会(5月31日開幕・新潟)に駒を進める。組み合わせは6日に決まる。

(スポーツライター・高地浩志)

 高校野球春季地区予選は1日、長野オリンピックスタジアムほかで北信の代表決定戦(準々決勝)4試合が行われ、長野商、長野俊英、長野日大、篠ノ井のシード4校がすべて勝ち上がり、10日に開幕する県大会(綿半飯田球場ほか南信3会場)に出場する全16校が出そろった。

 昨秋から勢力図が変わったのは他の3地区。東信は、小諸商と上田西のシード2校が危なげなく勝ち上がり、佐久平総合技術は佐久長聖を延長戦の末に倒す金星で統合後初出場を決め、やはり昨秋の県大会を逃した上田東も進出。南信は、昨秋の県大会に進めなかった伊那北と赤穂、復活代表だった諏訪清陵が切符をつかみ、シード校は東海大諏訪だけが駒を進めた。中信は私立が切符を独占し、松本第一、日本ウェルネス長野、松本国際のシード3校、昨秋は復活代表だった東京都市大塩尻がシード校の松商学園を突破して出場権を得た。

 地区予選は残り2日間で順調に日程が進むと4日に終了し、各地区の1~4位が決定。6日に県大会の組み合わせが決まる。

(スポーツライター・高地浩志)

 

 社会人野球のJABA長野大会は2日目の24日、佐久総合運動公園野球場ほかで1次リーグが行われ、Cブロックの信越ク(長野市)は1―4で三菱重工East(神奈川)に敗れて2連敗となり、敗退が決まった。

2連敗を喫し敗退が決まった信越クナイン

 ▽Cブロック

信越ク(2敗)

 000 000 100―1

 000 140 00X―4

三菱重工East(2勝)

 (信)酒井大、佐渡―原

 (三)川和田、長島、池内、畠中、野中―対馬、友田

 

 昨夏の都市対抗王者の壁は厚かった。信越クは長短14安打を浴びながらも酒井大輝、佐渡俊太の両左腕が粘って4失点に抑えたが、打線は5人が継投してきた相手投手陣から7安打を放ち4度得点圏に進めたが力負け。7回、左中間三塁打で出塁した中道大波を小池充の右犠飛で還した1点だけに終わり、25日のロキテクノ富山戦を残し、今大会での日本選手権への道が途絶えた。

 今季から主将を務める山崎慎ノ介は「きのうはやってきたことを体現できなかった。きょうは日本一の相手に同じ土俵で勝負した結果。春先から速い球を想定して練習してきたが足りなかった」。初戦の硬さもあって持てる力を出せなった前日のYBSホールディングス(兵庫)戦を反省しファイティングポーズは取ったものの、最速150㌔の速球主体で押し込んできた相手に屈し、力不足を痛感した様子。ただ、酒井仁汰監督は主砲の百目鬼が引退したこともあり、シーズン序盤でまだ対抗できないのは織り込み済み。敢えて1,2年目の若手を打線の上位に並べて公式戦でしか味わえない苦い経験をさせている。とはいえ、地元開催の長野大会を全敗で終わることは避けたいところ。しかも最終戦は同じ北信越地区の相手だけに勝つ意味は大きい。

 2年目の山崎は「もう一回しっかり勝ちに行く。嫌な気持ちで(5月の)都市対抗予選に入りたくない。ひとりひとりが責任を持って打席に入らないと」と闘志をかき立てる。2年目は三塁コーチャーズボックスから攻撃を見守る酒井監督は「彼らの意地にかけます」と語った。

(スポーツライター・高地浩志)