アカハネ通信

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第106回全国高校野球選手権長野大会は第9日の17日、4回戦8試合が行われ、ベスト8が決まった。長野オリンピックスタジアムでは第3シードの長野日大がそつのない戦いで上田染谷谷を7-0の8回コールドで圧倒し、3年ぶりに準々決勝進出。赤穂、長野商、佐久長聖、長野俊英、東海大諏訪、小諸商、松商学園も勝ち上がった。準々決勝は20、21日に行われる。

初回、長野日大の一塁走者・小山壱は斎藤の右中間三塁打で先制の生還に向かう。

▽4回戦

長野 日大 300 101 11-7

上田染谷丘 000 000 00-0

(8回コールド)

日 中島、山田-堀内

染 富岡-前田

 

ゴングと同時にラッシュした。先攻の日大は初回、1死から小山壱が四球をもぎ取ると斎藤大斗の初球にスタートを切った。染谷バッテリーの配球を読み切った松橋将之監督が出したサインはヒットエンドラン。斎藤も「何が何でも打ちにいこう。思い切り振ることが大事。ゴロを打つ意識で上から思い切り叩いた」と外角直球を逆らわず右中間に打ち返し、先制三塁打で注文に応えた。続く山田羽琉は左翼線二塁打で2点目。さらに四球で出塁した半藤慶と重盗を決めて揺さぶると小田切快成の二ゴロで還り、3点先取に成功した。

3人で終わったのは3,5回だけ。中盤からは盗塁も絡めながら1点ずつ加えて着々とリードを広げた。守っても背番号10の先発右腕・中島龍之介が1球ごとに声を出す気迫の投球。1㍍83、76㌔の長身から投げ下ろす角度のある直球と落差のあるカーブ主体に序盤3㌄を9人で斬る快調な立ち上がり。4,6回に単打の走者を背負ったが要所で三振を奪って三塁を踏ませず、野沢北との13日の3回戦に続いて7回零封。7点差に開いた8回は背番号1の左腕・山田が3人で締め、3連続コールド勝ちで3年ぶりの準々決勝に名乗りを上げた。

就任4年目の松橋監督は、「弱いところを突いていけた」と長短9安打に6盗塁を絡めた攻撃陣に及第点を与え、「先頭を出さないことがテーマだった。成長した」と中島を褒めた。1年目に準優勝したものの以降は3回戦、4回戦で敗退。夏に勝ち抜く厳しさを痛感しているだけに、「1、2番が(無安打で)ふがいなかった。ここからもう一回修正したい」と21日の東海大諏訪との次戦をにらんだ。主将の玉井洸成、小山壱、中島は1年夏も出場するなど経験値の高い顔ぶれが並ぶ。スローガンどおりの猛攻堅守の進撃で松本開催となる終盤戦の主役となる!

 

第106回全国高校野球選手権長野大会は第8日の15日、3回戦残り7試合が行われ、ベスト16が出そろった。継続試合の上田染谷丘-梓川は11-1の6回コールドで染谷が大勝し、2年ぶりに4回戦へ駒を進めた。

梓川打線を6回1点に抑えた染谷のエース富岡

▽3回戦(4回表から継続試合)

梓   川000 100-1

上田染谷丘612 101X-11

(6回コールド)

梓 東、神部、諸橋-神部、諸橋、神部

染 富岡-前田

初の継続試合は勝手が違った。3回裏が終了したところで雨のため中断し、24時間後に再開されたオリスタでの3回戦。9点リードで4回表のマウンドに上がった染谷のエース富岡遼士は「2日連続の先発は初。準備が難しかった。全体的に体が重かった。思うように体が動かなかった」。前日投げたのは36球だったが1㍍69、70㌔の体に切れがなかった。2者連続で空振り三振を奪うスタートだったがバックも動きが鈍く内野失策で4番の出塁を許した。次打者に四球を与えると中前適時打を浴び、今夏初失点。だが、そこから踏ん張り、空振り三振で嫌な流れを止めた。その後は120㌔台に抑えた直球と2種類のスライダーを外角に集めて梓川打線に出塁すらを許さず、試合終了。毎回の10三振を奪い6回3安打1失点(自責点0)で2戦連続コールド勝ちに貢献し、「1点取られたけど自分の投球はできた」。大塚駿介監督も「気持ちの面でも成長した」と3番としても2安打1打点と気を吐いた背番号1を褒めた。

富岡は小諸・芦原中時代に上田南シニアで遊撃手だった。同シニアの2年上の先輩たちが選手主導で活動する姿にひかれて進学校の染谷に入学。1年夏は、憧れの先輩たちが過去最高タイのベスト8入りを果たした進撃をベンチ内で体感した。2年夏は「3番・遊撃」で出場も2回戦負け。新チームでは台所事情で投手となり、攻守の柱に。昨秋、今春とも初戦敗退で結果を残せなかったが、「目標はベスト8。あくまでも夏」と目標を定めてからチームは上昇。投手としては四球で自滅していたことでストライク先行、打者は好球必打と「シンプル」に戦うことを肝に銘じて準備してきた。

中一日で臨む4回戦は第3シードの長野日大が相手だ。「今までどおり。集中して自分たちの野球を9回をやりきる。ストライクゾーンで勝負したい」。今夏は計11回を一人で投げ抜き、自責点0と安定度は増している。臆することなく腕を振り、2年ぶりベスト8をつかみ獲る!

 

第106回全国高校野球選手権長野大会は第6日の13日、3回戦が行われ8チームがベスト16入りした。第5シードの佐久長聖は14-4の5回コールドで屋代を突破し、2年ぶり王座へまた一歩前進した。

初回、長聖・近沢が同点適時打を放つ

▽3回戦

屋  代 100 03-4

佐久長聖 209 21X-14

(5回コールド)

屋 野中、西村森、大島、西村森、野中-西村陽

長 白井、加藤、中島、ベンバサット、藤本祐-田村、今井

勝つことが大事です。13-1で迎えた5回表、3、4番手投手が屋代打線の反撃に遭って3失点。最短での試合終了を逃したもののその裏、無死満塁から6番・小川峻世の中前適時打で10点差としサヨナラコールド勝ち。きちんとつないだ長短14安打の打棒で決着をつけた。

初戦の2回戦は無失点勝利とあって、藤原弘介監督はさぞおかんむり、と思われた。だが、「できれば0に抑えたかったが、勝ててOK。最終的に1点勝っていれば。今年は今年のチームの味が出ている」と肯定的に捉えた。

ここまでのチームの歩みが背景にある。連覇を狙った昨夏は4回戦で東海大諏訪に競り負け、新チームとなっても昨秋は県大会2回戦、今春は同準々決勝で敗れ、上位進出がない。主将の近沢大豪は「次に反省すべき点が見つかった。どのような形でも勝てばいい」と指揮官と同じトーン。この日は1年前からともに中軸を担う北沢隼斗と3安打ずつで合わせて7打点と気を吐き、グラウンド内でもけん引役を務めている。

長聖は藤原監督が就任した2012年から隔年で優勝(20年の代替大会も含む)。今夏はその年にあたるが、近沢主将は「関係ない。1試合1試合勝っていく」と目の前の勝利だけに集中する。中3日で臨む4回戦は岡谷工-松本県ケ丘の勝者と戦う。課題だった投手力は藤本祐、白井大聖に加え、北沢にも目途が立ってきたのはプラスだろう。一戦必勝。次はベスト16の壁突破に全力を傾ける。

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