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 27日に台湾・嘉義市で開幕する「第20回日台会長杯国際野球大会」に出場するリトルシニア中南信選抜が15日、セキスイハイム松本スタジアムで遠征前最後の練習を行った。

深沢監督(左端)の指示に耳を傾ける中南信選抜ナイン

 中学生年代の台湾10チームと日本リトルシニア協会の各地区選抜10チームがそれぞれ対戦する国際大会で、信越連盟からは新潟、東北信、中南信の3ブロックが順番に参加している。今回の中南信選抜は12チームから選ばれた2年生22人で編成し、10月中旬から合同練習を重ねてきた。この日は球場内の会議室で午後2時から壮行会を行い、岡村文雄団長(中南信ブロック理事長)が「今まで感じなかったことを感じられる貴重な体験。体調万全で行けるように頑張ってください」とあいさつ。旅行代理店スタッフから注意事項の説明などを受けた後に、日の丸を左袖につけたユニホームに身を包んだ選手たちは屋内練習場で汗を流した。

 大会は5日間で10試合のハードな日程。深沢友和監督(松本西)は「投手を多め選んだ。大事な選手を預かるのでケガのないようにしたい。この経験を各チームに返して相乗効果でレベルが上がってくれれば」と期待を込めた。主将の藤沢宏斗(安曇野南)も投手と内外野を守れる万能型選手。「最初は緊張してたけど、だんだん打ち解けてきた。目標は全勝。楽しみながらいろいろ勉強できたら」と意気込みを語った。

 台湾はパワフルな投打に定評があり、しかも今回は1学年上。走力に優れた選手が多い中南信選抜がどう挑むか。26日に出発し、新年1月2日に帰国予定。

 

全勝を狙う中南信選抜の選手たち

【中南信選抜】

▽役員・スタッフ 団長=岡村文雄(中南信ブロック理事長)事務局=新川衛(同事務局長)監督=深沢友和(松本西)コーチ=桃井亮介(松本南)

▽選手 ①菅沼直樹(飯田)②光沢陽粋(伊北)③平沢佳太(飯田)④伊藤夢翔(駒ケ根)⑤藤森塁(塩尻)⑥中野想(伊北)⑦7伊藤晴琥(同)⑧高沢晃平(塩尻)⑨海老原悠人(安曇野南)⑩伊藤翔真(岡谷)⑪小林敬太朗(鉢盛)⑫桃井隼(松本南)⑬木下翔太(伊北)⑭神田圭佑(安曇野南)⑮小石塁斗(大町)⑯田中雄大(塩尻)⑰中塚遼(伊那)⓲藤沢宏斗(安曇野南)⑲三岳怜雅(駒ケ根)⑳三村大雅(松本西)㉑羽田野賢心(安曇野)㉒田中太智(松本西)

※○数字は背番号、●数字は主将

 

 

山田監督(左端)の指示を聞く長野日大の選手たち

 22日号砲の全国高校駅伝(京都市)の男子(7区間42・195㌔)に北信越ブロック枠で出場する長野日大が11日、長野市営陸上競技場で練習を公開した。

 京都開催50年を記念した増枠で切符を得た2015年以来の都大路。11月17日の北信越高校駅伝で3度目の出場を決めてから、着々と準備を重ねている。日体大の記録会でほぼ全員がベストタイムを更新。12月に入ると3日から7日まで京都に遠征し、試走に加えてスピード練習などを行った。

 北信越高校駅伝でマークした2時間12分21秒は参加58校中49番目だが、山田憲一監督は「2時間8分を切りたい。20番台を狙いたい。長聖以外の北信越勢には負けたくない」。2時間12分58秒で50位だった09年の初陣、2時間8分37秒で37位だった前回を上回る過去最高のタイムと順位を目標に掲げる。起用される7人は北信越高校駅伝と同じ1,2年生。ブロック代表枠は来年以降も継続されることから、次を睨んで経験を積ませる狙いもある。

 選手たちの士気も高い。長距離区間を担う2年生の岸本莞爾と田中秀磨は、長野日大中出身。中学2年の校内マラソン大会で山田監督にスカウトされ、腹が決まるや、一緒に都大路で走るため赤穂中の下島凌空や堀金中の木下陽真人に声をかけ、「同志」として高め合ってきた。スカイランニングの世界大会に出場経験も持つ岸本は最長10㌔の1区を熱望。「持ち味は上り。きつくなってからの粘り。目標は29分59秒」と流れを引き寄せる走りを誓う。一方の田中は9月に痛めた右膝も治り、「出場できたのはチームとしても大きい。目標は区間20番台。来年は佐久長聖に勝ちたい」と鼻息は荒い。

 出陣は17日。早めの準備で「駅伝の長野日大」をアピールする!

                             

 22日号砲の全国高校駅伝(京都市)の女子(5区間21・0975㌔)に18年連続で出場する長野東が10日、練習を公開した。主将の窪田舞(3年)ら8人の登録メンバーは、初優勝した2022年以来となるメダル獲得へ期待の高まる走りを披露した。

専用クロカンコースで走りこむ選手たち

 仕上がりは順調だ。午後2時から長野市内の犀川河川敷専用クロカンコースで公開された練習。毎週末に大会があった11月を乗り越え、今月に入り京都試走を終えたメンバーの足並みは軽やかで、一様に「状態は上がってきた」と語った。横打史雄監督も「多くの者が(しっかり)準備してくれている。誰がどこを走ってもそん色ない。(つなぎの)4区にも力のある選手を置けるのが強み」と自信を見せた。

 今回から留学生は3,4区の3㌔区間しか走れなくなったことで、横打監督は「3区が重要になってくる。留学生のいるチームは前半に主力を置いてくるのでは。前半に逃げられると苦しい」と2,5区に留学生が登場したこれまでと異なる展開を想定する。難コールと定評のある11月1日の県大会で叩き出した1時間9分2秒は、参加校の中で3番目の好タイム。仙台育英、大阪薫英女学院、青森山田ら難敵は多いが今年の長野東も力がある。本番で走る5人はその県大会と同じ顔ぶれとなりそうで、3年生は窪田のみで田畑陽菜と真柴愛里の2年コンビ、川上南海と今井玲那の1年コンビと下級生主体だ。5位入賞した前回を田畑は2区、窪田はアンカー5区で経験しているのも財産だ。

 この一年、部員たちは「メダル獲得」を目標に掲げてきた。横打監督は「今年はレベルが高い。優勝争いしないとメダルは獲れない。常にメダル圏内。トップの見える位置。うちは大砲はいない。アベレージで勝負」と、ロードに強い選手たちの総合力で活路を開く考え。2年前の初優勝を知る主将の窪田はエースの力はあるが「どこを任されてもしっかり準備したい。1年生はプレッシャーを感じず楽しく走れるように声掛けしたい」と、チームのために最善を尽くすつもりだ。