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 高校野球春の県大会は19日、県営飯田球場で最終日の2試合が行われ、長野商(北信1位)が松本国際(中信1位)との決勝を6―2で制し、2015年秋以来19季ぶりの優勝を果たした。昨秋は3位で出場した北信越大会(5月31日開幕・新潟)に2季連続で駒を進めた。立役者となったのは北信予選から今春の全8試合で先発登板となったエース加藤佑都。117球2失点で完投した前日準決勝・東京都市大塩尻(中信3位)戦に続く連投となったが、テンポのいい投球でアウトを重ね94球2失点で投げ抜いた。鉄腕だけでなく、6番打者としても3-0で迎えた6回に左越え本塁打、4-2と追い上げられた7回に犠飛を放ち、バットでも勝負強さを見せつけた。

 松本国際は準決勝で1失点好投した左のエース市川志生ではなく右のエース小林岬翔が先発したが3回に3点の先行を許して主導権を渡す苦しい展開となり、得意の接戦に持ち込めなかった。

 3位決定戦は東京都市大塩尻が7-0で上田西(東信1位)を圧倒した。

 夏の全国予選のシード順も確定し①長野商、②松本国際、③東京都市大塩尻、④上田西、⑤赤穂、⑥長野日大、⑦東海大諏訪、⑧長野俊英となった。

 

 高校野球春の県大会は2日目の11日、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が決まった。県営飯田球場では、序盤で主導権を握った上田西(東信1位)が4投手の継投で7-5と長野俊英(北信3位)の追撃を振り切り、松本国際(中信1位)は長野日大(北信2位)とのシーソーゲームを6―5で制した。しんきん諏訪湖スタジアムでは、長野商(北信1位)が8-1の8回コールドで赤穂(南信3位)に大勝し、東京都市大塩尻(中信3位)も機動力を駆使した攻撃で東海大諏訪(南信1位)を9-2の8回コールドで圧倒した。

 4強が北信越大会への1枚の切符を争う終盤戦は県営飯田球場で開かれ、17日に上田西―松本国際、長野商―東京都市大塩尻の準決勝、18日に3位決定戦と決勝が行われる。

高校野球春の県大会は10日、県営飯田球場ほかで開幕して1回戦8試合が行われ、夏の全国予選のシード8校が決まった。赤穂(南信3位)はエース黒宮煌斗の粘りの投球で昨秋県覇者の松本第一(中信2位)を2-1と振り切る金星でシード権を獲得。南信は1位校の東海大諏訪も名乗り。北信勢は長野商、長野日大、長野俊英の上位3校が勝ち上がり、中信は1位の松本国際、3位の東京都市大塩尻が危なげなくベスト8入り。東信は1位の上田西だけが勝った。

11日は、上田西―長野俊英、長野日大-松本国際、長野商―赤穂、東京都市大塩尻―東海大諏訪の準々決勝4試合が行われる。