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スポ信EX第11回:夏は松商!貫録のコールド発進

2024年7月9日 | お知らせ, スポ信EX

第106回全国高校野球選手権長野大会は第4日の9日、2回戦が行われた。県営上田球場では松商学園が長野との伝統校対決を11-1の8回コールドで大勝。ノーシードから狙う3年ぶりの甲子園へ好スタートを切った。

初回、松商・丸山が左中間に先制二塁打を放つ

▽2回戦

松商学園

120 001 25-11

000 010 00-1

(8回コールド)

長  野

松 桜井、森田-羽生田

長 鈴木、坂口-小嶋

🉀伊東大(松)

創部が111年の松商と125年の長野の伝統校が初戦で火花を散らした注目カードは、立ち上がりで主導権を握った松商が8回コールドで押し切った。松宗勝監督は「初回がすべてだった」と初回の攻防を勝因に挙げ、「あの1点。丸山(慧也)がいいところで打ってくれた」と先制適時打を放った主砲を称えた。

初回の攻撃は1,2番が倒れたものの3番・羽生田流夷が四球を選ぶと4番・丸山は「強く振っていく」ことに徹した。初球のスローボールはファウルしたが2球目の甘い変化球は完璧に捉えた。左中間をライナーで破る二塁打となり早々と均衡を破った。その裏は内野の2失策で1死二、三塁を招いたがエースの桜井直道が連続三振で切り抜け、流れを渡さなかった。

2回に2点を加えてからは内角を攻めてきた相手バッテリーに手を焼き、5回に1失点。嫌な展開となったが、クーリングタイム明けの後半から再び攻勢に転じた。6回はスクイズで3点差に広げると7回は無死二、三塁から丸山が魅せた。2球目の内角直球を強振せず二塁後方へ運ぶ巧打(記録は中前打)。「引っ張りに掛かりすぎていた」。凡退した2,3打席の反省を生かし2者を還した。1番・伊東大和の左越え3ランが飛び出した8回も中前打でつなぎ、丸山は3安打3打点の大暴れで快勝発進の立役者となった。

春は1番だったが県大会1回戦で敗れると、松宗監督は「うちにとっての中心、大黒柱。4番に据えた方がどっしりする」とチーム浮上の軸に期待して以降は4番で起用。当の丸山も「自分が打つか打たないかで勝負がかかってくる。塁に(走者が)いた方が集中できる。チームに貢献できたら」と歓迎している。

注目の進路は「プロ一本でいきたい」と迷いはないが、「今は松商で甲子園に行きたい。必死に頑張って行きたい」。中野シニア時代からの仲間である桜井らと白星を積み重ねた先に輝かしい未来がある!