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スポ信EX第30回:秋季高校⚾上田西が長聖撃破で県大会へ

2024年9月8日 | お知らせ, スポ信EX

秋季高校野球地区予選は8日、県営上田球場ほかで行われ、東信地区の代表決定戦(準々決勝)で上田西が佐久長聖との強豪対決を6-2と制し、県大会出場を決めた。

9回2死、上田西は一ゴロを捕球した伊藤(中央)がそのまま一塁を踏み、勝利を収める

▽代表決定戦(準々決勝)

佐久長聖

   000 002 000―2

   201 300 00X―6

上田西 

 (佐)中井、白井―中村

 (上)石田―松野

 

県高校野球をリードする両雄対決は上田西に軍配が上がった。長聖の先発左腕に猛攻を仕掛けて4回までに6点を先取。守っては昨秋から登板してきた左腕・石田優之介助が球威十分の直球主体に反撃を6回の2点に抑えて完投し、逃げ切った。

第2シードで臨んだ夏は初戦(2回戦)で松本国際に零敗を喫し、連覇を逃した。例年より早い始動となった新チームはこの日、中軸だった片平未来が4番に座り、公式戦経験を持つ伊藤大翔、清水正吾、松野暖らがスタメンに名を連ねた。印象的だったのは足攻。初回1死一、三塁からの重盗、3回2死一、三塁からの本盗は阻まれたものの、4回2死一、二塁から重盗を成功させて6点目奪取につなげた。吉崎琢朗監督は「積極的な走塁。こういう相手に仕掛けていく」と今後も失敗を恐れず機を見て突破口を開いていく方針だ。

冬まで固定できなかった前チームと異なり、発足時に部員間の投票で選ばれた渡辺源太郎主将。「投手でリズムをつくって守り勝つ。目標は北信越優勝。それをやるには実力が足りない。チームとして課題は多い」。昨秋、今春の東信予選でコールド負けした宿敵に雪辱を果たした喜びはなく、冷静に足もとに視線を向けた。

一方、スタメン総入れ替えの長聖は、まだ攻守に力不足。夏休み中に結果を残した背番号1・中井大貴が長短11安打を浴び4回途中5失点で降板したのが響いた。まだ15日の復活代表決定戦で佐久平総合技術に勝てば県大会に進むことができ、救援した背番号20・白井大聖が夏までの経験を生かして1失点と踏ん張ったプラス材料もある。藤原弘介監督は「ここからですよ」と巻き返しに意欲を見せる。「3,4点勝負に持ち込む」戦いに磨きをかけ、次のラウンドへの道を切り開く。