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スポ信EX第29回:松本大⚾の4年たちが″実りの秋“を狙う

2024年9月6日 | お知らせ, スポ信EX

関甲新学生野球1部の松本大が7日開幕の秋季リーグ戦で3位以内に照準を合わせている。3月の県知事杯争奪プロ・アマトーナメントで2連覇を飾ったものの上位進出を期した春季リーグは4勝5敗で昨秋に続く5位。悔しさを胸にひと夏を過ごした4年生たちを中心に初の関東地区大学選手権進出を目指している。

松崎主将ら4年を軸にした布陣で臨む松本大

松本大は初めて4年生中心の布陣で秋季リーグに臨む。これまでは4年春を最後に退く部員の方が多数を占めていたが、今季は9人が残り引退は4人だけ。スタッフからの声掛けもあり、多くの最上級生が秋に向かった。入学した21年春から1部で戦ってきた世代。成績も7位から徐々に伸び、昨春は過去最高の3位となった。上武大、白鷗大の2強の背中を視野に捉える位置まできたが、終わってみれば2季連続の5位。3月の県知事杯で2連覇を飾り、手応えもあっただけに、松崎友紀主将は「勝てていたところに負けた」と開幕週の2連敗が響いての春の陣を振り返った。主力は下級生の方が多かったが、同期の多くが悔しさを共有。「出てない選手も残ってくれた。いい反発で、秋も頑張ろう、となった。4年の団結力は強い」と明かす。

その上で目指してきたのは「守備で流れをつくる。1球1球話し合って細かいところまで質を求めてきた」。テーマに「バカになろう」を掲げ、愚直に白球を追いかけてきた。

目標は「3位以内」だ。例年は上位2校が関東地区大学選手権に進出し明治神宮大会出場切符を争うが、幸運にも今回は記念大会で増枠となり3位までが次のラウンドに進むことができる。開幕週は7日が平成国際大、8日が山梨学院大(いずれも対戦校のグラウンド)との顔合わせ。松崎主将は「初戦が一番大事。勝ち切りたいです」と、今春の初戦で敗れている平成国際大戦を倒して勢いに乗るつもり。初めて関東地区大学選手権に足跡を残すための進撃が始まる。