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スポ信EX第21回:JABA長野大会信越ク黒星発進

2024年8月8日 | お知らせ, スポ信EX

今秋の社会人野球日本選手権への出場権を懸けたJABA長野大会は8日、長野オリンピックスタジアムほかで開幕し、1次リーグが行われた。Aブロックの信越クは都市対抗覇者・三菱重工East(神奈川)に2-5と敗れ、黒星スタートとなった。

3回、信越ク・伊藤が左越え適時二塁打を放つ

▽1次リーグ

信越ク(1敗)

001 000 001-2

020 002 10X-5

三菱重工East(1勝)

信 佐渡、荻原、工藤-原

三 池内、畠中、川和田、森-碓井

信越クが日本一軍団に食い下がった。2点を先取された直後の3回。内野ゴロ2個で2死となったが1番・樫山瑠が右翼線二塁打で出塁した。続く伊藤駿は2-1からの4球目を強振。「パワー不足。入ったと思った」という一打は左翼フェンス直撃二塁打となり、1点差に追い上げた。

日大国際関係学部から入部した社会人1年生。「きのうから対戦が楽しみだった」と 先月の都市対抗で優勝した強豪との対戦を心待ちにしていた。初回は内角直球に差し込まれ二飛。好機で巡ってきた第2打席は、変化球に手を出さず狙っていたその内角直球をしっかりと仕留めた。

だが、2本目の安打を打たせてくれないのが一流チーム。その後は警戒されて「低めの変化球を振らされた」と空振り三振、三ゴロに倒れた。静岡学生リーグでベストナインに2度輝いた内野手で1年目から要の遊撃を守る。打順も6月の都市対抗予選の9番から2番に上がり、チーム内での評価は高まっている。警備会社での仕事と野球を両立させている23歳は「自信があるのは守備。目標は日本一」。さらなる成長を期して、負ければ敗退となるきょう9日の日本製紙石巻(宮城)戦に臨む。