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スポ信EX第13回:2年ぶり王座狙う長聖が反省の16強入り

2024年7月13日 | お知らせ, スポ信EX

第106回全国高校野球選手権長野大会は第6日の13日、3回戦が行われ8チームがベスト16入りした。第5シードの佐久長聖は14-4の5回コールドで屋代を突破し、2年ぶり王座へまた一歩前進した。

初回、長聖・近沢が同点適時打を放つ

▽3回戦

屋  代 100 03-4

佐久長聖 209 21X-14

(5回コールド)

屋 野中、西村森、大島、西村森、野中-西村陽

長 白井、加藤、中島、ベンバサット、藤本祐-田村、今井

勝つことが大事です。13-1で迎えた5回表、3、4番手投手が屋代打線の反撃に遭って3失点。最短での試合終了を逃したもののその裏、無死満塁から6番・小川峻世の中前適時打で10点差としサヨナラコールド勝ち。きちんとつないだ長短14安打の打棒で決着をつけた。

初戦の2回戦は無失点勝利とあって、藤原弘介監督はさぞおかんむり、と思われた。だが、「できれば0に抑えたかったが、勝ててOK。最終的に1点勝っていれば。今年は今年のチームの味が出ている」と肯定的に捉えた。

ここまでのチームの歩みが背景にある。連覇を狙った昨夏は4回戦で東海大諏訪に競り負け、新チームとなっても昨秋は県大会2回戦、今春は同準々決勝で敗れ、上位進出がない。主将の近沢大豪は「次に反省すべき点が見つかった。どのような形でも勝てばいい」と指揮官と同じトーン。この日は1年前からともに中軸を担う北沢隼斗と3安打ずつで合わせて7打点と気を吐き、グラウンド内でもけん引役を務めている。

長聖は藤原監督が就任した2012年から隔年で優勝(20年の代替大会も含む)。今夏はその年にあたるが、近沢主将は「関係ない。1試合1試合勝っていく」と目の前の勝利だけに集中する。中3日で臨む4回戦は岡谷工-松本県ケ丘の勝者と戦う。課題だった投手力は藤本祐、白井大聖に加え、北沢にも目途が立ってきたのはプラスだろう。一戦必勝。次はベスト16の壁突破に全力を傾ける。