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スポ信EX:春高バレー🏐県勢日本一へアタック

2025年1月4日 | お知らせ, スポ信EX

7年連続出場の都市大塩尻

 県代表が日本一に挑む全日本高校バレーボール選手権(春高バレー)が5日に東京体育館で開幕する。

 前回8強の女子・東京都市大塩尻は7年連続出場。ベースになるのは、伝統の高速コンビバレーだ。1㍍64のOP北堀未森(3年)、1㍍70のOH清水奏帆(2年)らサイドアタッカー陣は今季も圧倒的な高さはないため、相手のブロック網が完成する前に仕掛ける多彩な素早い攻撃で勝負する。昨年11月の県予選決勝で松商学園をフルセットの末に退けた後に力を入れてきたのは、ブロックだ。軸になるのは、ともに2年生のMBで大木愛唯が1㍍75、馬淵天怡は1㍍77とスケール感がある。ストロングポイントをさらに磨き、相手の攻撃を止められなくてもワンタッチ、コースを限定して待ち受けるレシーバーが拾って切り返すことができれば、サーブ権があるときの得点率がアップする。ネットから出す際の手の形、視線など細部にこだわって丁寧につくり上げてきた。

 大木は「(ワン)タッチしたり、シャット(アウト)できるようになってきた」と成長を実感。1回戦で当たる郡山女大付(福島)には23年度の国体で敗れており、主将の北堀は「日本一に向かって全員で質を上げてきた。チームとしてリベンジしたい」と闘志満々。U18日本代表MBを擁する難敵を突破して進撃に弾みをつけたいところ。

2年ぶりに出場する松本国際

 男子代表の松本国際は、独自のスタイルで2年ぶりの大舞台に挑む。1㍍80前後の選手が多く、飛びぬけた存在いないため、2セッター制に取り組んできた。小林智哉、対角のサウスポー西村堅志が後衛に回った際にトスを上げ、前衛でアタッカーとなる変則バレー。常に前衛に俊敏なアタッカーが3枚そろうのが特長で、高さ不足を速さで補い相手に的を絞らせない。やはりフルセットの死闘となった岡谷工との県決勝に勝利を収めてからは、特にサーブを強化。「サーブで崩して、自分たちのバレーに持ち込む」(壬生裕之監督)展開を理想に掲げながら、難易度の高いバレーの精度を上げてきた。

 2年前の春高で小林はベンチにいた。「大舞台でも自分たちのバレーをやっていた」と、準優勝した鎮西(熊本)と2回戦で大接戦を演じた先輩たちの記憶は鮮明だ。コートに下級生が4~5人立つ今回は、拾って、上げて、決める3役に加え主将の重責を担う。1㍍77の小さな大黒柱は「身長ないですけど機動力でマークついても打ち切る。トスもマークを振り切ったトスを上げたい。完成度は上がってきた。春高で100%にしたい」。3冠&3連覇を狙う第1シード・駿台学園(東京)との3回戦をにらみながら大垣日大(岐阜)との1回戦に臨む。