アカハネ通信

アカハネ保険事務所のブログ

スポ信EX第26回:クラブ⚾日本一に挑む千曲川クのベテラン関本

2024年8月28日 | お知らせ, スポ信EX

31日に開幕する社会人野球の全日本クラブ選手権(群馬・栃木)で千曲川ク(小諸市)が初優勝に挑む。5大会連続9度目の出場を決めた6月末の北信越予選から2カ月。草創期から支える関本成内野手はマツゲン箕島(西近畿・和歌山)との1回戦突破に集中力を高めている。

24日の松本大戦でフル出場したベテラン関本

チームを草創期から支える関本が調子を上げてきた。大会前最後の練習試合となった24日の松本大戦。「2番一塁」でフル出場し、2四球も奪い犠打も決めた上で3打数1安打と気を吐くと、守備も無難に務めた。「DHでも出るが、守備に入ると体が動く。おじさんなんで体を動かしていかないと」。30度超の残暑をものともせず、健在ぶりをアピールした。

佐久市出身。佐久長聖、神奈川大から熊本ゴールデンラークスを経て故郷に戻り、TDK千曲川の選手、監督だった父・広明さんが創設メンバー(現在は総監督)として関わる千曲川クに加入。野球に理解があり社内に練習場をまでつくってくれたナガオカ製作所(立科町)で働きながら白球を追う。34歳、在籍12年目は伊志嶺大地と並ぶ古参選手となる。家庭を持ちながらも長く現役でいられる秘訣を問うと「コツコツ毎日やること。びっくりするようなことはしていない。バット振って、子供を背中に乗せて腕立て伏せする。できることを継続する」。食事は「脂質を注意している。タンのおいしさが分かってきた。カルビを食べなくなった」とニヤリ。

今季は「春先から悪くて」と調子が上がらなかったが夏に入って上昇。持ち味の野手の間を抜く巧打、選球眼を生かした四球でチャンスを広げる貴重なつなぎ役を担っている。

クラブ選手権は、16、21年の準優勝などこれまで8度の舞台を経験。「優勝したいですね」と意気込む。1回戦は優勝経験のあるマツゲン箕島との対戦となる。「楽しみです。社長も応援してるんで」。難敵撃破で流れに乗るつもりだ。